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子どもの好きを育てる。学ぶことが楽しくなる!?  学ぶことが好きになる!?   幼児教育、知育ブログ。

「世界標準の子育て」 に学ぶ② 考える力 コミュニケーション能力の育て方

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世界標準の子育て [ 船津 徹 ]  

「世界標準の子育て」に必要となる3つの力とは?

「世界標準の子育て」とは、どんな能力を伸ばす子育てなのでしょうか?

  1. 困難に負けない「自信」
  2. 自分の判断で人生を切り開いていくための「考える力」
  3. 多様性の世界を生きるのに必要な「コミュニケーション能力」



今日は前回に引き続き

  • 自分の判断で人生を切り開いていくための「考える力」
  • 多様性の世界を生きるのに必要な「コミュニケーション能力」

についてご紹介します。



「世界標準の子育て」に学ぶ①にご興味のある方は、こちらも合わせてご覧ください。

www.zero-blo.com

自分の判断で人生を切り開いていくための「考える力」の育て方

  • ステージ1(0歳〜6歳)
    言葉の力を強固に育てる

  • ステージ2(7歳〜12歳)
    「自分で考える力」を育てる

  • ステージ3(13歳〜18歳)
    「選択する力」を育てる

「考える力」の土台となるのは、「言葉の力」だそうです。言葉を扱う力が育つ事で、思考も育ちます。子どもと過ごす時間が長い母親の働きかけ方で、子どもの言葉の力が違いが出てくるそうです。

ステージ1では、6歳までに本好きな子に育てる事で、子どもの言語教育はほぼ成功と言って良いと筆者は言っています。
色々なところで言われていますが、やはり本は最強アイテムなのですね。


子どもを本好きに育てるには、まず絵本の読み聞かせです。そして絵本の読み聞かせで想像力を育てる事が大切だそうです。

また、3歳からは質問をしながら読み聞かせをして「考える力」を育てていきます。

「ママはメロンパンナちゃんが好きだけど、○○ちゃんは誰が好き?」と聞けば「アンパンマン!」と答えます。すかさず「どうしてアンパンマンが好きなの?」と聞きます。
すると、「やさしいから」「強いから」と理由を考えてくれます。


これは、以前にもご紹介した対話型読み聞かせと同じです。こちらも参考になりますので、よかったら読んでみてくださいね。

www.zero-blo.com

そして次に大切なのが、3〜4歳頃から文字を教え始めて、小学校に上がるまでに本が読めるようにしておく事だそうです。
本書には文字の教え方もあり、まだ文字が読めない息子には大変参考になりました。


ステージ2、ステージ3でも、実践編のノウハウが盛り沢山でした。

多様性の世界を生きるのに必要な「コミュニケーション能力」の育て方

  • ステージ1(0歳〜6歳)
    人と関わる力を育てる

  • ステージ2(7歳〜12歳)
    幅広いコミュニケーションがとれる子に

  • ステージ3(13歳〜18歳)
    世界標準のコミュニケーションがとれる子に

世界的にみると、アジアの子どもは、コミュニケーションが苦手だそうです。
その理由は、多くのアジア人がコミュニケーション能力は、自然に育つと思い込んでいるからだとか、しかしコミュニケーション能力は、スキルなので、教えなければ身につきません。



逆に言えば、どんな内気な性格の子でも教えれば身につける事ができるそうです。
コミュニケーション能力は、日本でも、企業が必要とする能力の中で、あって当たり前という時代になって来ています。
幼いうちから意識的に教えていきたいものです。


ステージ1では、0歳〜6歳は子どもが人と信頼関係を築く事を学ぶ大切な時期で、母親との関係が子どもの一生のコミュニケーション力を左右すると言っても過言ではないとあります。
責任重大ですね。

赤ちゃんの頃からたっぷりコミュニケーションを取り、2歳からは、「ごっこ遊び」で言語力と思考力を育てます。
子どもに共感し、笑顔で接し、沢山笑わせる事で感情表現が豊かに育つそうですよ。

このステージで、私が特に勉強になったのが、
「話す力」と「共感して聞く力」を育てるです。
息子もまだ自分の思っている事を、分かりやすく話す事は苦手です。


本書で紹介されていた方法は?

  • 目線を合わせる
  • せかしたり、さえぎったりしないで最後まで聞く
  • 共感しながら聞く(話の内容より、子どもの心に共感する)

忙しい時は特に、せかしたり、さえぎってしまいます。
これからは、息子が話し始めたら、ゆっくり聞いてあげたいと思います。


「共感して聞く力」の育て方は、「考える力」を育てるステージ1でご紹介している、絵本の読み聞かせが効果を発揮するようですよ。 聞く力も共感する力も育てる事ができます。


実践後の感想
我家では、息子が1歳になった頃から、質問をしながら読み聞かせをしています。


その効果なのか、2歳を過ぎた頃から、共感して聞く力が育っているのを感じます。
分かりやすいのが、少し悲しいストーリの本を読んだ時です。
主人公に共感して泣いたり、どうしてこうなったのか?どうしたら防げたのか?と自分の意見を言うようになりました。


絵本の読み聞かせは、色々な効果を感じていますが、聞く力、共感力を育てるのに、確かに効果があるように思います。

また聞く力が育つと、勉強が得意な子になるそうですよ。

ステージ2、ステージ3もご興味のある方は、読んでみて下さいね。

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まとめ

世界標準の子育てに必要な3つの力とは?

  1. 困難に負けない「自信」
  2. 自分の判断で人生を切り開いていくための「考える力」
  3. 多様性の世界を生きるのに必要な「コミュニケーション能力」


0歳~6歳
●自信の育て方

  • 「根拠のない自信」は100%親が与えるもので、スキンシップが重要
  • お手伝いを取り入れる


●考える力の育て方

  • 絵本の読み聞かせ
  • 3〜4歳頃から文字を教える


●コミュニケーション力の育て方

  • 話す力を育てる
  • 絵本の読み聞かせで、共感して聞く力を育てる


本書では、他にも興味深い内容が沢山ありました。
第2章:海外の子育て、日本の子育て
第3章:日本人の子育て7つの間違い
もとても面白く勉強になりました。 内容の濃い本だったので、とってもお勧めですよ!