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子どもの好きを育てる。学ぶことが楽しくなる!?  学ぶことが好きになる!?   幼児教育、知育ブログ。

「賢い子に育てる究極のコツ」 に学ぶ 賢くなる脳の育て方!

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16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える 「賢い子」に育てる究極のコツ [ 瀧靖之 ]

夏休みも後半戦ですね。
せっかくの夏休み、普段できない事を体験させてあげたいと、家族で楽しんでいます。
と言いつつも、そろそろ夏休み終わらないかな~と思うのも本音(^.^)


しかしこの本を読んで、改めて今やっている事は、科学的にも良い事を知りやる気が出て来ました!

今日は、こちらの本から学んだ事をご紹介させていただきます。

この本の著者である、瀧靖之さんは脳医学者。 認知症の研究をされている方です。
大量の脳画像を解析する事で、「どんな生活習慣の人が、どんな病気になりやすいか」「どんな人が、認知症になりにくいか」を研究されています。

その研究の中から、「どういう風に育った子供が、賢くなるのか」という事が分かってきたそうです。

普段からしている事もありますが、科学的に解明された事が書かれているので、とても勉強になりましたよ。

『賢くなる脳』を育てる為に大切な事とは?

ポイントとなるのが、『好奇心』です。
好奇心は脳の一番の栄養で、好奇心が強い子は、自然と賢く優秀に育つそうです。

そして好奇心を伸ばしやすい時期は、3、4歳頃まで。 また各能力を伸ばすのに、それぞれ最適な時期があるそうです。


0歳~:図鑑・絵本・音楽
3歳~5歳:楽器・運動
8歳~10歳:語学
10歳~思春期:社会性・コミュニケーション能力


ただ、これらの時期を逃したとしても諦める必要はないとのこと。 本にはその辺りについても触れられていました。
そして、なぜ好奇心が大切なのか、それぞれの能力を伸ばす最適な時期についても、詳しく書かれているので分かりやすかったですよ。

最先端の脳の研究では、好奇心が高い人は、認知症になりにくい事も分かっているそうです。 好奇心を持ち続ける事が、賢くなるだけではなく、生涯にわたって人生を楽しむ事に繋がるのです。
これは凄いですよね。ぜひ好奇心を伸ばす環境を作りたいものです。

好奇心の伸ばし方

1. 図鑑を買う
2. 図鑑から得る「バーチャルの知識」と、現実世界の「リアルな体験」を結びつける
3. 音楽を聴いたり、楽器を演奏する


「バーチャルの知識」と、「リアルな体験」を結びつける

乗り物図鑑で電車に興味を持ったら、実物を見に、駅まで連れて行く。公園で花を見つけたら、図鑑でその花を探してみる。
そうやって、子供の中で「バーチャルの知識」と「リアルな体験」が結びつくと、子供のワクワクが大きくなり、「知ること」に純粋な喜びや楽しさを感じます。それが、より強い刺激となって、脳に成長をもたらすのです。

この「バーチャルの知識」と「リアルの体験」を結びつけるというものは、以前にもご紹介した、ネットワーク型読み聞かせと同じです。
我家でも以前から取り入れていますが、確かに好奇心を高めるには効果的だと思います。
そして家族で楽しめるので、とってもお勧めです!
親のアイデア次第なので、初めは難しく感じますが、やっているうちに楽しくなってきますよ。

実践後の感想

我家では、以前から図鑑や絵本などの「バーチャルな知識」と、「リアルな体験」を結びつけを実践しています。


実践してみると、図鑑を見せただけで息子が興味を示す場合もありましたが、全く興味を示さない場合もありました。
また図鑑では興味を示したのに、実際の体験としては興味を示さなかったり、その逆も…
特に今より小さい時は、日によって興味が変わる事もあり、難しく感じる時もありました。


しかし、ゆる~く続けていると、確実に興味は広がり、深くなって来ています。興味を持つ事も、大人が子供はこの程度だろうと決めてしまう事なく、色々な事にチャレンジしてみると、親子共に楽しい発見があると思います。


息子の場合、図鑑では月や星に興味を示しませんでした。
しかしお月見の絵本を読んで、「お団子が食べたい!」と言うので、お月見団子を一緒に作り、お月見をして以来夜になると月を探すようになりました。
今は月の満ち欠けに興味を持っています。


また絵本や画集で絵画を見せた時は、そんなに興味を示さなかったのに、実際に美術館へ連れて行ってみると、とても喜んだなんて事もありました。

今の所、息子の世界はどんどん広がり、毎日が楽しくてたまらない様子です。この先も好奇心を伸ばし続けてあげたいと思います。


音楽を聴いたり、楽器を演奏する

3歳くらいからのお勧めの習い事は、ピアノをはじめとする楽器だそうです。

「賢い子」「好奇心旺盛な子」に育てる上で、この時期の楽器は非常に効果的なのです。

目次を見て、音楽と好奇心がどう結びつくのかと思いましたが、読み進めるうちに音楽も取り入れてみたいと思いました。

なんでも、音を司る脳の領域と、言語を司る脳の領域がほぼ重なっているので、音楽を聴くことが脳が言葉を受け入れる準備に繋がったり、将来的に外国語を習得する助けにもなるとか。
確かに、音楽が知的好奇心が広がるきっかけにもなりそうですね。

www.zero-blo.com

まとめ

ポイントは『好奇心』


好奇心を伸ばす秘密とは?

  • 図鑑
  • 「バーチャルの知識」➡「リアルな体験」
  • 楽器


その他、脳の成長に良い生活習慣についても書かれていて、参考になりました。
とても読みやすい本だったので、ご興味のある方は一度読んでみて下さい。