声掛け で子どもが変わる!? アドラー式「言葉かけ」練習帳
以前に読んだ雑誌にあった、原田綾子さん(勇気づけの親子教育専門家)の記事に共感して、息子に声掛けしてみると凄い効果にビックリ!
雨の日も風の日も毎日学校へ行き、5時間も6時間も勉強をしていることを当たり前と思わず、帰ってきたらまず、「おかえり! 今日も頑張ったね」「元気に帰ってきてくれて嬉しいな」と笑顔で言ってみましょう。
それだけで子どもはすごく嬉しくなり、何かをやる勇気が出ます。
出典:プレジデントFamily
4月から幼稚園へ行き始めた息子くん。
1週間ほど通った後から、次から次へと病気を貰って来て、夏休みまでの間に、インフルエンザ1回、風邪2回、中耳炎3回、と常に体調が悪い状態でした。そのせいか幼稚園へは喜んで通い、帰って来てからも1時間~1.5時間は外遊びをして限界まで遊ぶのですが・・・
帰るという時になって、本調子じゃないのと眠いので機嫌が悪い日が多く、グズグズ。
毎日のことなので私も疲れてきていました。
そんな時に原田さんの記事を読み「今日も頑張ったね」「元気に帰ってきてくれて嬉しいな」と言ってみると、すごい効果でビックリ!
いつもなら、
帰るのも嫌!
お風呂に入るのも嫌!
ご飯を食べるのも嫌!
寝るのも嫌!
何をやるのも嫌!
とまたイヤイヤ期が酷くなった!? と思うほど機嫌が悪かったのに、いつもより格段に機嫌が良いんです。一言でこんなに違うのかと驚きでした。
それまでも、「体調悪いね~。眠いよね~。」と共感したりはしていたものの、何を言っても、ぎゅ~とハグしても一度グズグズが始まると手に負えなくなって、落ち着くまで時間を置くくらいしか手がありませんでした。
グズグズが始まる前に、声掛けしたことが良かったのでしょうね。でも毎日上手くいく訳ではありませんが、これは使えると思い、原田さんの書籍を読んでみましたよ。
アドラー式「言葉かけ」練習帳 子どもが伸びる!自信とやる気が育つ! [ 原田綾子 ]
原田綾子さんとは?
公立小学校の教師を経て、アドラー心理学をベースとした「勇気づけ」の子育て講座、講演、カウンセリングを行っている方です。
アドラー心理学? 「勇気づけ」とは?
アドラー心理学とは、19世紀末から20世紀はじめに活躍した心理学者アルフレッド・アドラーが築き上げた心理学で、『嫌われる勇気』本やドラマでも話題になりましたよね。そうですあのアドラー心理学です。
そのアドラー心理学で大切にされているのが、「勇気づけ」です。ここで言う「勇気づけ」とは、相手に困難を乗り越える力を与えると言うことだそうです。
「ほめる」より「勇気づけ」
よく「子どもを褒めましょう」と聞きます。幼稚園の先生にも「子どもを褒めてあげてください。」と言われるので、褒めることが大切だと思ってきた私には衝撃でした。
本を読んでいただくと分かると思いますが、確かに褒めるだけだと弊害もありそうです。褒めることが悪い訳ではないと思います。本でも褒めることと勇気づけは、きっちり分けられなく重なる部分もあると言っています。アドラー心理学についてご存知の方には目新しいものではないと思いますが、私にとってはこの「勇気づけ」は新鮮でした。
言葉をかける時の注目ポイント!
- できていること
- プロセス
- あたりまえのこと
この中で、特にあたりまえのことに注目することが一番大切だそうです。ここで言うあたりまえのこととは、小さな子供ならこんなことでしょうか。
おはようが言えた。
食事ができた。
着替えることができた。
靴を履くことができた。
1人でトイレへ行けた。
これは見落としがちですよね。初めてできた頃は、「頑張れたね」と言っていたのに、あたりまえになってしまったら、注目することもなくなってきてしまいますよね。
そんなあたりまえのことが大切だそうです。
この本には、具体的な言葉かけの方法が沢山紹介されていました。私も上手く勇気づけできるようにゆるっと頑張りたいと思います。
そして、この本の中でもう1つ私がマスターしたいことがあります。
子どもが好ましくないことをしたときはどうするといいでしょうか?
そこは「スルーする」ことをおすすめします。
え~!スルーして良いの?と思ってしまいました。
それは、人は注目された行動の頻度が増えるそうで、ダメなところに注目すると、そのダメな行動が増えてしまうそうです。 その為、子どもが好ましくないとこをしたときには、あえてその行動に注目せず、今できている好ましい行動に注目すると良いようですよ。
具体的な方法も紹介されていたので、ご興味のある方は一度読んでみてくださいね。